事業承継・M&A

先日、事業承継について探究活動をしている高校生から「専門家の話を聞きたい」とお問い合わせをいただき、オンラインでお話しする機会がありました。

高校生とゆたか税理士法人スタッフ2名によるオンライン面談のイメージ

※オンライン面談の様子をイメージした画像です。

高校生から投げかけられた問い

ご家族が経営者であることをきっかけに事業承継について調べる中で、次のような疑問を持たれたとのことでした。

「事業承継では事業そのものだけでなく、先代経営者の想いも引き継ぐのではないか。
ただし、その想いを引き継ぎ過ぎると、後継者が新しいことに挑戦しにくくなるのではないか」

事業承継を取り巻く現状

面談では、日本の企業の大半を中小企業・小規模事業者が占めていること、経営者の高齢化や後継者不在の現状、そして黒字であっても後継者不在で休廃業を選ぶ会社があり、雇用や取引先、地域経済、技術の継承にも影響が及ぶ可能性についてお話ししました。

「守るもの」と「変えていくもの」

大切なのは、
「何を守り、何を変えていくのか」を考えること。

面談では「和える」という言葉も使いました。先代と後継者、どちらか一方の考えに合わせるのではなく、それぞれの良さや想いを残しながら組み合わせ、新しい価値をつくっていく。それも、より良い事業承継の一つの形ではないかと考えています。

先代の想いをすべてそのまま受け継ぐことが、必ずしも良い承継とは限りません。一方で、先代が大切にしてきた価値観やお客様・地域との関係を失えば、会社らしさも失われてしまいます。

若い世代との対話から

高校生のうちからここまで事業承継について考え、自分なりの仮説を持って専門家に問い合わせてこられたことは、私たちにとっても大きな刺激となりました。事業承継とは単に会社や株式を引き継ぐことではなく、次の世代に何をつないでいくのかを考えることでもある――そのことを、この面談を通じてあらためて実感しました。

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