TVであるお医者さんが、「『患者の命を思う』、それが医者の仕事で、
根本的には医者には病は治せない、治すのは『患者の力』である」
という話をされていました。
昔から「病は気から」といいます。
医者から余命1年とか宣告を受けながら、
その後何年も生きられて、天命を全うされた例が沢山あります。
景気もそういうものかもしれません。
今回の世界同時不況は、1929年から始まる大恐慌とよく比較されます。
ケインズ経済学の理論では、民間の需要が落ち込む(景気が悪化)ときに
政府支出を増やせば(財政出動すれば)有効需要を創出でき、
再び景気が良くなっていくと習いました。
1929年の大恐慌を受けて、アメリカで実施されたニューディール政策に
ならって、今回もアメリカを筆頭に各国での財政出動が予定されおり、
人々の期待も高まっています。
一方、1930年代の一国だけの閉鎖的な経済と違い、
今は世界経済がリアルタイムでリンクして、ボーダレスになっていること、
そして単なる景気循環における景気後退ではなく、
ヘッジファンドや銀行等がレバレッジを効かせて、
マネー経済が一人歩きしていたことの修正局面
(ようは「つけが回ってきた」だけ)であることから、
一部のエコノミストや有識者の間には、財政出動による景気回復に疑問視する声があります。
政府に頼るだけでなく、人々が景気回復、皆の幸せを心底願い、
各人がより『賢明な行動』にでることによって、
景気が回復し、よい方向に向かっていくのではないでしょうか。