今朝の新聞の一面に2008年度の税収入の記事がありました。
昨年後半の景気後退の影響を受け、税収は44.2兆円と、
補正予算時の見積を2兆円以上下回る歳入欠陥と深刻な状態です。
民間企業や家計であれば、収入が減れば経費削減は必至ですが、
国や都道府県は安易な借金でまかないます。
一般の税収が落ち込む一方、査察(通称「マルサ」です)事案は、
過去5年の脱税額推移は以下のとおりと、決して減っていません。
16年 282億円、17年 274億円、18年 303億円、19年353億円、20年350億円
(http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2009/sasatsu/index.htm)
脱税手口は、あの手、この手と考える人がいるもんだと感心します。
(職業柄、こんなところで感心してはいけないのですが…)
昔みた映画「マルサの女」で、査察官を演ずる宮本信子に、
ラブホテルの経営者で脱税犯の山崎努(権藤さんでしたっけ)が、
お金を残す方法を語るシーンが印象的でした。
権藤さんが、水がはいったグラスを手にもち、
「喉が渇いたからといっても水をのんではいけない。
グラスにいっぱいになってもまだ水を飲んではいけない。
いっぱいになってグラスからこぼれる状態になってはじめて、
そのこぼれる水だけを飲む…」
脱税という社会的犯罪は論外ですが、
お金の儲け方、貯め方はピカイチかもしれません。
「マルサで捕まってつぶれた会社はない」と宮本信子は、
権藤さんに真面目になって再起することを期待します。
「山より大きい木はない」のと同様、
利益より大きなタックスはありません。
経営者だけでなく皆が一丸となって、創意と工夫、地道な努力で、
「税引後一円でも利益を残す!」ことに努めなければ、
会社の存続そのものが難しい時代です。