日本航空の再建請負人として、トップに就任した稲盛会長の記者会見でのコメントです。

『入るを量りて出ずるを為す』

元々は中国の故事からきていて、
「収入を良く考えて(見積もって)、出て行く支払いをコントロールせよ」
との教えですが、財政を均衡させるのは、国でも、企業も家計も大原則です。

特に会社を経営・継続していく上で大切な考えですが、
中小企業の場合、“収入”がそもそもよくわかっていないケースがあります。

「社長、売上はいくらありますか?」という質問には、
「今月は***万円くらいだな」とすっと答えられる方は多いですが、
「今月の粗利益(マージン)はいくらありますか?」
「今月いくら儲かっていますか?」
「その根拠となるお金は残っていますか?」

と少しつっこんだ質問になると、答えに詰まってしまう社長さんがおられます。

“入るを量る”には、売上ではなく、「粗利益」、「マージン」
をしっかり掴んでおかないといけません。

その為には、月末に在庫がいくら残っているか?売掛金はいくら残っているか?
など事業を進めていく上で把握していないといけない数字があります。
(お金がある)=(儲かっている)のでは決してありません。

まず、入るを量り、その上で、“出ずる”をコントロールしていかないといけません。

「出ずるを為す」は、別の機会にお話したいと思います。

 

 

 

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