先週は、年金関係でショックな話題が目立ちました。

◇ 社会保障「格差」1.2億円 … 8月6日 日経新聞
60歳以上 +4,000万円、20歳未満 -8,000万円
現行制度が続いた場合の、生涯を通じて払う税金や社会保障負担と
受取る年金の差です。
今の高齢者の方は、物価変動を考慮しても支払う額より、
受け取りの方がはるかに多い、
40歳ではとんとん、
そして更に若い世代はマイナスになるのです。

◇ 国民年金納付率60%割れ …  同
20代は実に半分以上が納付していません。
厚生労働省は、「雇用情勢の悪化により、保険料の支払い能力の低い
非正規労働者が増えたことなどが影響した」と説明しています。

しかし、先の「格差」を考えれば、
「確実に負けが見えている勝負の掛け金を払うようなもの」ですから
払わない人が増えるのも当然かもしれません。

そんな厳しい年金事情にも係わらず、
いない人に年金が払い続けられています。

◇ 100歳越える生存不明者が次々判明
全てがそうではないでしょうが、多くのケースで
年金や恩給などが支払われている可能性が高いと思います。

「個人情報保護法」の問題、
人間関係が希薄になったことなどが原因と報道されていますが、
そもそも役所は、大切な「人のお金」を払うことに
もっと感度を上げるべきです。

民間の生命保険会社の個人年金であれば、「自分の払ったお金」に
運用利子をつけての払い戻しです。
払った本人が亡くなっていても、相続人に支払っても問題は少ないです。

しかし、今の年金制度は、世代間負担の公的制度です。
役所はその大事なお金をしっかり管理しないといけないのです。

預ったお金の管理(入り口)がずさんなら出口もいいかげんです。
少し法律、制度を工夫すれば簡単に調べる方法はいくらでもあります。

そもそも100歳を越えていて、
「一年間に一度も医師にかかっていない」、
「介護保険制度を使っていない」なんておかしい思わないのでしょうか…
本当にお役所仕事ですね。

そんな中、47年ぶりに公務員の年間ボーナス支給が給与の4ヶ月を割る
といった記事を見つけました。
任天堂やソニーといった超優良企業はともかく、
業績の悪い企業は、とっくにボーナスは下がっています。

中堅・中小企業では一回の支給は、1ヶ月~1.5ヶ月が相場ですし、
3割程度が「金一封」しかでないといった調査データもあります。

景気の悪化を受けて税収が落ち込むなか、
国も地方自治体も年間の収支はマイナスで、
財政は悪化し、毎年借金を増やしてまかなっています。

政治家、公務員は行政の無駄を徹底追求し、
歳入が減るなら、歳出も抑える、
それでも財政が厳しいなら自らの俸給をさげるべきです。
まず『隗(かい)(自ら)より始めよ(実行せよ)』
私の尊敬する上杉鷹山(※)の言葉です。

※ 江戸時代後期、滅亡の危機にあった米沢藩(名門上杉家)
の財政改革を行った藩主です。
アメリカの元大統領、故J.Fケネディーが最も尊敬する日本人にあげたと
言われています。

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