こんにちは。
スタッフの西山です。
今日は私が金融機関にいた時のお話をします。
金融機関は11月中旬になると忙しくなります。
一般的には3月決算の法人が多いとされていますが、
中小企業では、9月決算も多くあります。
中小企業の確定申告期限は原則的に2ヵ月後になるため
9月30日決算の法人の確定申告期限は11月末日になります。
その多くの法人が11月の中旬から末日にかけて決算書が出来上がるので、
その決算書をお預かりにうかがうため、
金融機関は、その間、忙しくなるというわけです。
決算書は融資判断や融資した後のお客様の業況を
継続的に把握するためにも重要な書類であり、
決算が終わった法人には必ず訪問してお預かりします。
金融機関は、一人の担当者で抱えている会社が多く、
多いときで一日5社分の決算書をお預かりすることもあります。
もちろん、お預かりするだけでなく、
業況はどうか、前期より改善しているかなど、
決算書の中身を確認するため、かなりの時間を要します。
それに加え日常の業務もあるので一日中決算書を見ているわけにもいかず、
日常業務以外に決算分析する時間を作り、
その限られた時間内で確認しなければなりません。
おかげで、すばやく決算書を見るポイントが身に付き、
今思えばとても貴重な経験となり、
私自身成長することができました。
今は税理士事務所の一員として、
税務の相談だけでなく金融機関で培った経験も活かし、
一人でも多くのお客様のために役立てていきたいです。