夏がおわり、徐々に秋の気配が近づいてきました。
9月以降は、半期決算や年末調整の準備、
来期に向けた予算作成など、経理部門にとって繁忙期が始まる季節です。
この時期に「もっと早く準備しておけばよかった…」と
感じる方も少なくありません。
今回は、秋から年末にかけての業務負担を軽減するための
効率化のヒントをご紹介します。
1. 月次処理のルーティンを見直す
忙しい時期こそ、日常業務の流れを整えておくことが基本です。
例えば、
・領収書や請求書の提出ルールの明文化
・入力、仕訳のタイミングの見直し
・月次の締め日やチェック体制の確認
こうしたルールを社内で共有しておくことで、
「あの書類が出てこない」「チェックが漏れていた」といった
トラブルを減らせます。
2. 社員への情報提供・協力体制の整備
経理業務は、担当者だけで完結するものではありません。
社員全体の協力が不可欠です。
例えば、
・領収書や経費申請の提出期限を毎月リマインドする
・「経費精算は〇日までに提出」など明確なルールを周知する
・年末調整で必要な書類の準備を早めに伝える
ちょっとした声掛けや仕組みづくりが、効率化につながります。
3. 外部との連携も前倒しに
税理士、社労士などの専門家に依頼している業務がある場合は、
繁忙期に向けた連携スケジュールの確認も重要です。
・今年の年末調整スケジュール
・必要書類の提出期限
・半期決算の資料提出タイミングなど
9月のうちに一度打合せをしておくことで
スムーズな連携が可能になります。
◎まとめ
経理業務は、「忙しくて当たり前」と思われがちですが、
ちょっとした工夫と準備で、負担を減らすことは十分に可能です。
秋の繁忙期に慌てないためにも、
今のうちから「どこを見直せば業務が楽になるか?」を考えてみるだけで、
秋以降の負担は大きく変わります。
今のうちから準備して、スムーズな繁忙期を迎えましょう。
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