大阪府は2017年1月1日から、
ホテルや旅館の宿泊客に対して税負担を課す
「宿泊税」を創設することを決めました。
全国では東京都に続き2例目で、
対象は大阪府内のホテルや旅館に宿泊する宿泊客です。
税額は、1人1泊の宿泊料金によって金額が区分されており、
単価の高い宿泊客が大幅に増加している現状から、
東京都にはない2万円以上の枠を独自に設けています。
宿泊料金(素泊まりの料金) |
税額 |
1万円未満 |
非課税 |
1万円~1万5千円未満 |
100円 |
1万5千円~2万円未満 |
200円 |
2万円以上 |
300円 |
この宿泊税創設には、外国人観光客等の増加が背景にあります。
東京オリンピック・パラリンピックの開催も控え、
今後、大阪にも外国人観光客等がさらに増加することを見込み、
国際都市としての発展に向けて都市の魅力を高めながら
観光の振興を図る狙いがあるようです。
大阪府はこの宿泊税で年間約10億の税収を見込んでいます。
ちなみに、東京都は16億円(平成26年度)だったそうです。
この税収を有効に使って国内外から集客できる魅力のある大阪になり、
経済の活性化にもつながればいいですね。